『職業としての小説家』

『フイナム』をご覧のみなさま、

今年もよろしくお願いします。村松です。

 

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年末年始、時間があったので

村上春樹さんのエッセイ『職業としての小説家』を読みました。

この本は、昨年の12月、大阪出張のときに品川駅の書店で購入したもの。

以前、小牟田編集長がブログで紹介していた本です。

新幹線で読もうと思って買ったけど、

結局、読めなくて、冬休みまでそのままでした…。

 

僕は、昔から本を読むことがとにかく苦手。

10代のころは漫画ばっかりで、小説とかエッセイとか読んだ記憶がない。

斜め読みができないから、とにかく読むのに時間がかかる。

 

でも、村上さんの小説は、20歳ぐらいのときに、

友達がまとめて貸してくれたので代表的なものを読みました。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

ねじまき鳥クロニクル

スプートニクの恋人

海辺のカフカ』…

 

貸してくれた友達は海外に行ってしまったので

結局、これらの本はいまも預かったまま。

昨年の引っ越しのときにどうしようかと思ったけど、

結局、新しい家に持ってきました(笑)

村上さんの最近の小説は読んでなかったけど、

ずっとなにか読みたいと思っていました。

 

『職業としての小説家』を買ったのは、

シブヤ パブリッシング アンド ブックセラーズで見て気になっていたから。

単純に、いま多くのひとのこころをとらえる作家が

どういう思いで小説を書いているのか知りたかった。

本のなかで村上さんは、小説家になった経緯、文学賞、オリジナリティー、

小説の書きかたなど、自伝的なエピソードを交えながら書いています。

村上さんの人柄が伝わってくる一冊でした。

野球好きっていうところも、なんか温かい感じがしていいな。

 

この中から目に留まった文章を少し転載します。

 

「意思をできるだけ強固なものにしておくこと。(中略)その意思の本拠地である身体もできるだけ支障のない状態に整備し、保っておくこと。(中略)あなたの生き方そのもののクォリティーを総合的に、バランス良く上に押し上げていくことにも繋がっていきます。」

 

さらに、村上さんが書いている通り、

「生きるというのは(多くの場合)うんざりしてしまうような、だらだらとした長期戦」。

分かっているつもりでも、ふっと気持ちが切れてしまうこともあるし、

この思いをずっと保ち続けるのは難しいですが、

今年はこの言葉をこころの片隅に留めて過ごしたいと思っています。

と言いつつ、新年早々、大事な撮影があるのに、カゼを引きそうになって焦りましたが…。

 

村松 諒